フィルムの頃の写真プリントが出て来た。

　ついでに中学高校の頃の写真も出て来た。
　当時は自分を不細工だと信じてたけど、今見ると、単に自意識をこじらせちゃって斜め後方にすっ飛んでるだけだった。なんであなたはそんな方向性を選んでしまったの。もうちょっと、髪をああして、ここらもこうして、誰にでもにこにこ感じよく接してれば、生きやすかったんじゃないかねー。
　まぁいいけど。

　それよりも、日常写真を撮ったプリントの方が圧巻だった。見終わるとひとつの物語を読み切ったような「ぷはー！」な感じ。オモチャカメラだからプラスティックレンズなんだけど、最初見てるうちは、ああこういう作風あるある、という風に始まって、やがて写ルンですで撮った先代の愛犬が出て来て、怒濤のような愛情の写真が連なる。20年が数十枚になってるんだもの。
　そのあとでパソコンでチェックした、今撮ってるデジタル一眼レフの写真がかる〜く感じられた。
　今までプリントは視野に入ってなかったけど、スーパーの店頭にあるプリントの機械使ってみようかな。
　フィルムだから、デジタルだから、じゃなくて、物語性の違いだろうなぁ。

　バレンタインが近いと街がチョコレートの香りで、チョコ欲が刺激される。うわああ、食べたい。安いチョコも高いチョコも好きだっ。